UAVグリーンレーザー測量
UAV GREEN LASER / ALB
水面のある現場を、陸も水底も一度に測る。
河川、港湾、ため池、砂防堰堤。水と陸が混ざる現場では、通常の近赤外レーザーは水面で反射してしまい、水底の地形が取れません。グリーンレーザーは水を透過するため、上空からの一度の飛行で陸部と水部を同時に計測できます。船を出せない浅瀬や、沈み込んでいく護岸の形状まで取得できます。
約5〜10m
計測可能水深
河川 約5m/海 約10m(自社実績値)
1〜2cm
計測精度
YellowScan Navigator のスペック値
公共測量対応
作業規程の準則に準拠
測量業登録 第(2)-35858号
47都道府県
全国5拠点から対応
年間300フライト以上
お見積り無料/受付:平日 9:00〜17:00(土日祝を除く)。位置図か現場の住所があれば、概算をご案内します。
USE CASES
こんな現場で使われています
昨年度は、次のような水域でグリーンレーザー計測を実施しました。
EQUIPMENT
使用機材:YellowScan Navigator
上空70mから、陸部と水部を一度に計測します。
- 最大計測深度
- 2 secchi
- 視野角
- 44°
- パルスレート
- 20 kHz
- エコー数
- 15
- 計測高度
- 70 m
- 計測精度
- 1〜2cm(※スペック値)
secchi(セッキ)とは
水の透明度・濁度を判断する基準です。水中に透明度板を沈め、目視できる最大深度を1 secchi とします。Navigator は 2 secchi の水中計測深度を持ち、透明度の高い水域ほど深くまで届きます。
水の透明度によって到達深度は変わります。濁りが強い水域や、10m を超える深い水部は、マルチビーム計測で補完します。
陸部と水部を同時に取得できるため、水面の高さと水底の高さの両方をひとつの点群として扱えます。色は別撮りの空撮写真から後処理で付与します。
MEASURED DEPTH
実際に、どこまで測れているか
スペック値ではなく、扶和ドローンがこれまでの現場で実際に取得できた水深です。
| 水域 | 計測可能水深(実績値) | 補足 |
|---|---|---|
| 河川 | 約 5 m | 河床形状の把握、浚渫前後の土量計算に使用しています。 |
| 海(港湾・海岸) | 約 10 m | 透明度が高い海域では、より深くまで到達します。 |
上記は弊社のグリーンレーザー計測における実績値です。実際の到達深度は、当日の濁度・水面の状態・日射条件により変動します。現場の水質が分かる写真があれば、事前に判断材料としてお送りください。
COMBINED POINT CLOUD
陸上用レーザーと合成して、一つの点群にできます
計測範囲に占める陸部が大きい場合、陸部は近赤外レーザー、水部はグリーンレーザーで取得し、合成して納品します。護岸の植生が強い現場では、この方法のほうが護岸部分のグランドデータを多く取得できます。
- 近赤外レーザーで帯状に取得河川を含む範囲を、陸上用レーザー(YellowScan Voyager)で広く計測します。植生下の地表面もここで取得します。
- グリーンレーザーで水部を再計測河川部分のみを Navigator で計測し、水面下の河床形状を取得します。
- 合成して一つの点群に2つの点群を合成し、水陸を合わせた断面まで取得できる状態で納品します。
昨今の河川長寿命化や浚渫工事に係る測量で、多くの実績がある計測方法です。
HOW TO CHOOSE
マルチビームとの使い分け
水域の計測方法は2つあります。深さと濁りで分かれます。
| 項目 | UAVグリーンレーザー | マルチビーム |
|---|---|---|
| 計測できる深さ | 河川約5m/海約10m(実績値) | 水深約200mまで |
| 濁りの影響 | 受ける(透明度で到達深度が変わる) | ほとんど受けない |
| 浅瀬・護岸際 | 得意(船が入れない場所も可) | 不得意(喫水の制約がある) |
| 陸部の同時取得 | できる | できない |
| 機材 | YellowScan Navigator(UAV搭載) | Teledyne Reson SeaBat T20(船舶艤装) |
| 向いている現場 | 河川・護岸・浅瀬・ため池・砂防堰堤 | ダム・海洋・濁った河川・深い河床 |
両方を組み合わせることもできます。グリーンレーザーで全体を取得し、濁度が強い部分や深くなっている部分だけをマルチビームで補完すると、欠損のない水底地形が作れます。マルチビーム計測サービスもあわせてご覧ください。
DELIVERABLES
納品できる成果物
- 3次元点群(オリジナルデータ)
- グランドデータ
- グリッドデータ
- 合成点群(陸部+水部)
- オルソモザイク
- 数値地形図
- 等高線図・平面図
- 縦断図・横断図
- 水陸を合わせた断面
- 精度管理表
- 品質評価表
- 作業報告書
計測から解析、図化、精度管理まで自社で対応します。「作業規程の準則」に基づく精度管理表・品質評価表を納品します。設計に必要な高精度が求められる箇所は、社内の実測部隊による補備測量で補い、設計に使える平面図まで仕上げることも可能です。
HOW WE WORK
元請様と競合しません。
扶和ドローンは自社で応札せず、すべて測量会社様・建設コンサルタント様からのご発注で成り立っています。公共案件は公共積算基準の約4割を目安にご提供しています(現場条件により変動します)。指値がある場合もご相談ください。
FAQ
よくあるご質問
どのくらいの深さまで測れますか。
弊社の実績値では、河川で約5m、海で約10mです。グリーンレーザーは水の透明度によって到達深度が変わるため、濁りが強い日は浅くなります。10mを超える深部や濁度の強い水域は、マルチビーム計測で補完します。
濁った河川でも測れますか。
濁度が強いと水底まで届かないことがあります。その場合は、グリーンレーザーで全体を取得したうえで、深部や欠損部分だけをマルチビーム計測で補完する方法をおすすめしています。1つの成果としてまとめて納品できます。
陸部と水部を別々に発注する必要がありますか。
ありません。グリーンレーザーは陸部と水部を同時に計測できます。範囲に占める陸部が大きい場合は、陸部を近赤外レーザー、水部をグリーンレーザーで取得して合成する方法もご提案します。いずれも一つの点群として納品します。
公共測量に使えますか。
使えます。測量業登録 第(2)-35858号を有し、「作業規程の準則」に準拠して計測・精度管理を行います。準則に基づく精度管理表・品質評価表を納品します。
船の手配は必要ですか。
グリーンレーザー計測では不要です。UAVで上空から計測するため、船を出せない浅瀬や、接岸が難しい離島・岩礁でも対応できます。
費用はどのくらいですか。
面積・延長・水域条件・必要な成果物により変動します。公共案件は公共積算基準の約4割を目安にご提供しています。位置図か現場の住所をお送りいただければ、想定工法と概算をご案内します。
水域の測量、まずは現場の場所だけお聞かせください。
位置図・現場の住所・仕様書のいずれか一つがあれば、想定工法と概算をご案内します。すべて揃っていなくても構いません。「グリーンレーザーで測れるか分からない」という段階のご相談も歓迎します。





